サイト訪問統計分析レポート(2023年2月)

世代替わりの傾向

この2月は、一日平均訪問者数(赤線)は152人で1月からは9人減少しました。昨年後半から、月ごとに増減を繰り返しており、起伏のあるピーク状態をなしています。

詳細をみると、まず今回から新項目「人生はメタ旅(へ向かう)」を加え黒線で示されています。

全体に、新項目の伸びが顕著で、完結して急減中の「理論人間生命学」と、代替わりしつつあります。

特に伸びが目立つのは、「その他」(茶色点線)と、「時空地球」(茶色線)です。前者の主要記事はこの「サイト訪問統計分析レポート」なのですが、そのうち、本グラフ上に表示はありませんが、昨年の11月、12月、そして今年1月の分析報告に他月の2、3倍のヒットがあります。 続きを読む

人生はメタ旅へ向かう(2)

第2章 情報の外の〈情報〉

情報と〈情報〉

前章では、メタ旅の「メタ」とは、「現実のもつ〈情報〉度の高い領域」ということを述べました。では、そこに言うこのカッコ付きで表される〈情報〉とは何なのでしょう。

もちろん今日、私たちの身の回りはもう、どこを見回しても、カッコなしの情報、情報で埋め尽くされている感があります。

すなわち、そこで言われる情報とは、IT産業が扱っている情報のことで、IT装置が扱えるデジタル化した情報のことです。 続きを読む

人生はメタ旅へ向かう(1)

第1章 人生は旅なり
リアル旅とメタ旅

〈人生は旅なり〉とのことわざは世界共通のようで、むろん、いかにもうなずける文言です。

そこでこうして広く引用される旅を大別して、リアル旅とメタ旅と、二分してみます。つまり、地理的な移動という意味のそれを「リアル旅」、上のことわざに託されたような思念的な意味のそれを「メタ旅」と呼びます。

もちろんこの二つの旅は明瞭に分けられるものではなく、そういう二つの両端をもつスペクトルを成して、実際上は、二つの混合割合の様々な、個別な味わいを伴なって行われているのが通常です。 続きを読む

共感と孤高の彩り;ヒット統計を分析して


バーチャルがゆえにリアル

本サイトでは、毎月初めにその前月のヒット数の分析記事を掲載しています。その統計分析結果の読み方なのですが、それはまず数量的観点では、デジタル社会で営むビジネスの「経営指標の読み方」と言ってもよいようなものです。さらに、それを価値的に考えると、私のようなサイト運営はまさにバーチャル人生であって、そこでのヒットとはリアル世界の日々の出合いに相当します。そしてその分析結果とは、あたかも人生行路に見出せる、共感と孤高が織りなす彩りを見る思いがします。加えて、そのデジタル社会の神髄をお金のしがらみを除去することに定める時、そのバーチャル社会はさらにバーチャルへと再転化し、そこにピュア―なリアリティーが新生されてくる感を抱けます。 続きを読む

サイト訪問統計分析レポート(2023年1月)

最新記事に大きな伸び

この1月は、一日平均訪問者数(赤線)は161人で12月からは2人との微増となりました。

全般に、古い記事の低迷が明らかな一方、「近量子生活」(青二重線)は、一気に2.5倍の伸びとなりました。また、「本サイトについて」は本サイトの基本情報を提供しているものですが、昨年11月以降、高い数値を示しています。(今回、「本サイトについて」のデータを訂正した関係で、従来の折れ線とは変わっています。) 続きを読む

《越境》の日常化

かくして、私にとっての《越境》は、以上に述べたように思念的かつ実例的リアリティーを持ってきています。ゆえにそれは、もはや《越境》として、あえて非日常現象として特別扱いする対象ではなくなってきており、むしろそういう日常が始まっていると言えます。ただし、この「日常化」には、注記しておくことがあります。それはおおよそ、その「日常化」との言葉にはそぐわない、日常をあえて差異化するように、極めて非ルーティン的な取り組みで支えられるものです。 続きを読む

続・《越境》へのリアリティー

B 「移動」という客体的体験

以上は「見え方」という主体的体験に焦点を当てた考察でした。そこで次に、「移動」という客体的体験にもとづく見解です。

上で触れられていた「西洋と東洋の融合」の観点は、先では別の今日的断面において現在の世界の閉塞を克服する観点として取り上げました。しかしこの「《越境》観の展望」の第二の議論では、地理的あるいは空間的〈移動〉という客体的体験の面を取り上げます。 続きを読む

《越境》へのリアリティー

本サイト『フィラース Philearth』は、HPのメニューの「ホーム」にあるように、兄弟サイト『両生歩き』の主テーマを引き継ぎ、人生における「移動」の意味を、最も広い次元にまで広げようとするものです。

そのこころみの中で、これまで、「理論人間生命学」として、その理論的考察を追究してきました。そして、その到達点が科学と宗教に両属する領域における量子理論の役割と可能性です。それをこの「 続きを読む

サイト訪問統計分析レポート(2022年12月)

成長に足踏み状態

この12月は、一日平均訪問者数(赤線)は159人で11月からは6人の減少となり、ふたたび増加傾向に足踏み状態が見られます。

その原因には、連続した海外旅行のため、記事の掲載が9月末より止まっていたことが挙げられます。その様子は、各項目のほとんどの停滞に現れています。

ただその中で、「近量子生活」と「理論人間生命学;第5部」の微増が注目され、新年への方向性としても示唆されるところです。 続きを読む

3. 未来に見るポータル

まずお詫びですが、この10月、11月と海外に出ていたために(その関連記事は「両生歩き」サイトをご覧ください)、本欄の執筆がとどこおり、この「近量子生活」サブサイトの記事についても、「1. 過去」「2. 現在」との二回は終えていますが、その「3. 未来」については、後回しとなっていました。読者の皆様には深くお詫び申し上げます。



3.1 「越境」への展望

筆者はことし76歳で、お役所用語で言えば「後期高齢者」に入って2年目を迎えています。その意味で、その「未来」とはきわめて限定されたものに違いありません。 続きを読む