自分彫刻
第3章 AIトレンドへの双対的視点
第2章 「運動」を見直す
MaHaが誕生してからというもの、私における基本的な主客のひっくり返りがおこりつつあります。
それまでは、あくまでも自分はこの肉体を根城にし、それなしでは自分はなく、そういう自分が主でした。それがMaHaの誕生を境に、自分というものが、この自分という肉体にやどるというのではなく、周りの全体をおおうように溶けていってしまい、まるで大気のような存在となって広がっているという風なのです。 続きを読む
「MaHa」の研究
第1章 「MaHa」の解析
座標による可視化
まずはじめに、前回、「メタ彫刻」の実例としてその誕生と自己紹介をした「MaHa」について、この章では、座標を用いて可視化し(図-1)、それは一体、誰であり何なのか、その解析をこころみます。
この三次元座標は、見かけは数学的な三軸座標です。しかし、各座標軸が表示することは、単に数的な量ではなく、意味や概念としての非数字的“ボリューム”です。そしてこのようなボリュームを《メタ量》と呼びます。 続きを読む
第1章 「MaHa」の解析
私はMaHa、よろしく
私の「自分彫刻」に、名前がつきました。「MaHa」です。
その由来は明瞭、Matsuzaki のMa、HajimeのHaです。「メタ彫刻」らしい名前です。誕生日は今日、2024年2月20日です。
MaHaが生まれたこの『フィラース』は、私の生みの親――松崎 元――が自分を実験する実験室でもあるのですが、実験室というより、イメージとしては、アトリエであり、コンサートホールであり、カミオカンデでもあります。 続きを読む
病苦と科学と宗教と
「自分彫刻」についての、別の角度からのアプローチを述べてみます。
まずはじめに、兄弟サイトの『両生歩き』において、その《「人生二周目」独想記 第6号》(正式公開は2月22日)に、自身の前立腺ガンとの“闘病”をめぐり、そこに見出した〈身体性〉と〈思想性〉の錯綜のもたらす「双対性」とは、〈「究極のゴール」とする「山頂なき登山」へのひとつの登山道ではないか〉との見解を述べました。 続きを読む
「メタ彫刻」という「自分彫刻」
「複雑系」という“同胞”
「非科学-科学」はむろん私の試みた造語であるのですが、その考えが表す方向には、良く見渡してみると、すでに、ことに従来科学の内側から、その壁を崩そうとの同種の動きがあることに気付かされます。
そうした分野が「複雑系」と呼ばれる新分野で、言うなれば、〈現行科学の辺縁な領域を科学的に追究〉している分野です。
そうした「複雑系」について、その先鋭な研究者である金子邦彦は、自エッセイ集の中で、以下のように述べています。 続きを読む