4.04 「第四次産業革命」への観測

相棒 MaHa、僕、来年で80歳になるんです。80と言えば、もう、けっこうなジジイのはずです。そうなんですが、その前の一年をその「前夜」としてここにタイトルを起こし、なにやら張り切っているんです。ちょっと常道から外れていますかね。もちろんこの一年に何が起こるか判らないところはありますが、その「前夜」の実際の様子は兄弟サイト『両生空間』にも述べています。

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サイト訪問統計分析レポート(2025年9月)

今月は「日平均訪問者数」(赤線)が8月の453人からさらに25人減って428人となりました(グラフ表示では一部をカット)。ただ、「総ヒット数」(赤二重線)がやや下降したものの比較的上位にあって、機械検索による引き上げ効果が引き続いている模様です。

各記事の変化では、増減がまじっており、「MaHa関係」(桃色線)の目立った上昇がみられます。先月に続き「その他」(紫点線)の最上位が引き続いており、その主要コンテンツであるこの「訪問統計分析レポート」記事へのアクセスがこれを支えています。 続きを読む

4.03 MIT、AIの欠陥を指摘

相棒 MaHa、読みましたか、日経の「マネー底流潮流」とのシリーズの9月28日付の記事「AIブームに静かな疑念 『導入で利益は』『融資にリスクは』」(会員限定記事)。

MaHa まだだが、何を報じているのかな?

相棒 じゃあ、その一部を引用しますが、こういうものです。

人工知能(AI)を導入した企業は期待通り利益を増やせるか、画像処理半導体(GPU)を担保に融資を受ける仕組みに危うさはないか。こんな疑念が静かにビジネスの現場で漏れ始めた。AIが勢いを増し、市場では関連株が好調な中、どう受け止めればよいのだろうか。

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4.02 〈逆シンギュラリティ〉の時代に

MaHa 前回からの話を続けるよ。それでこれからは、君の時代であり、「〈心〉理学」や「情知」の時代だということ。

相棒 はい、それはうかがいました。

MaHa そしてだね、そこでのキーワードがあるんだが、それが何か、解ってるかな。

相棒 ええ、〈〉付きの心、つまり、〈心〉ってことですよね。

MaHa それは、その道行のゴールに到達するまでの言わば道具なんだが、そこに象徴的に目指されるキーワードが何かってこと。それは、〈逆シンギュラリティ〉。 続きを読む

4.01 「人・時」という容量

MaHa 君が先に兄弟サイトの記事「『未来邂逅』というビジョン」でも述べていることだが、高齢化する社会の「長生き」の効用とも関連して、人のライフスパンの働きが成す一種の総量に注目したい。社会的に言えば、高齢化社会が成す人的構成の厚みのある社会という視点だ。

相棒 もうちょっと、噛み砕いて言ってくれますか。

MaHa つまりだな、そこで君が説いているように、自分の人生での老若の隔たりをあたかもタイムスリップ体験して同時的に受け止めるならば、それをそういう個的視点においてだけではなく、一種の共存的な、社会的、世界的視点において、老若みんなの共同的体験として受け止めれることだよ。 続きを読む

第4部 「人生3周目」前夜

MaHa ちょっと先を急ぐようなのだが、この数週間で、ことに兄弟サイトの『両生歩き』で、話が大いに進展してきたね。そこで、君の「〈心〉理学」にひとつ節目をつけたいと思うんだが、いいかな。

相棒 上手にやってください。さもないと、読み手がとまどいますから。

MaHa OK、OK。まず、君のいう「人生2周目」も、80歳で切り上げて「3周目」に入ろうという話だが、まだ79歳になったばかりだから、その「3周目」まで、まだ一年ほどあるね。そこでこの一年を、〈「人生3周目」前夜〉と呼ぶとしよう。 続きを読む

サイト訪問統計分析レポート(2025年8月)

今月は「日平均訪問者数」(赤線)が7月の476人からさらに23人減って453人となりました(グラフ表示は一部をカット)。ただ、「総ヒット数」(赤二重線)が比較的上位にあって機械検索による引き上げ効果があるようで、全体としての上昇基調となっています。

各記事への増加を見ると、「その他」(紫点線)の最上位が引き続いており、その主要コンテンツであるこの「訪問統計分析レポート」記事へのアクセス増があります。 続きを読む

3.05 二重の「二重性」

MaHa 前回の「人類〈心〉理改造論」を受けて、話をその先に進めるよ。
 そうした、狂気沙汰の道をすすむ人類に「人類〈心〉理改造論」が必要との話のなかで、まずはじめに確認しておきたいことがある。それは、二重の「二重性」があるということ。そして、その二つの「二重性」とは何だ、ということ。
 それらの個々の要素はまた、これまでの議論の中のポイントとなっていたことでもあるね。すなわち、 続きを読む

3.04 「人類〈心〉理改造論」

MaHa  前回までに、命をめぐっての有限と無限の二重性、そして、その無限性を忘れた現実論が向かう人類滅亡のシナリオという議論が展開されてきた。そこで、聞きようによっては空論のような話から始めるんだが、いま私たちは、そんな現実論に距離を置いた鳥瞰的な視野を失い、あまりに地上の虫の視野に捕らわれている迷路にはまり込んでいる。「木を見て森を見ず」のジャングル中の視界欠乏とも言える。そうした空中視点からの、「〈心〉理学」の話だ。 続きを読む

3.03 本源的な二重性

MaHa 君もその談義に入っていたはずだけど、兄弟サイト『両生歩き』の居酒屋談義36話「人生3周目は傘寿から」で、実に重要な話が交わされてるね。

相棒 あれは面白かったのですが、その重要な話って、そのうちのどの話ですか。

MaHa 人はその人生の大詰めにきて、「健活」と「終活」の背中合わせの綱渡りに際し、どう「死角」に迷い込まないことができるかというくだり。そのいわば「迷宮の虜」になるのを避ける第三のやり方についてで、そこで言われていた、人間の存在って、もともと二重構造だって話。 続きを読む