第4章 生命アナログ

「人工知力専制主義」の火ぶたが切られた

まずはじめに、前章から引き続く、本章への関連から述べておきます。

昨年末から今年にわたって、怒涛のように始まっている「〈AIの世紀〉の到来」とさえ表現できるような動向について、すでに兄弟サイト『両生歩き』上にも押し寄せてきているその波及の実体験を含め、そうした「〈AIの世紀〉の到来」の他方面での展開、すなわち、その反面現象でありその反面的意味です。 続きを読む

第3章 AIトレンドへの双対的視点

始まった〈AIの世紀〉

本章は、本テーマ全体の議論の流れとしては、状況が要請する補足的な視点を述べるものです。その意味で、挿入的な章です。

そこで取り上げておくべきことは、この二か月ほどの間に生じている注目すべき状況です。それは、別掲記事にありますように、兄弟サイト『両生歩き』が、この二か月間で、目覚ましい読者数の増加を得ていることです。そして、それを起こしている要因が、そのタイミングや規模からみて、AIの急速な普及以外にあるとは考え難いことです。そしてそれはいかにも、〈AIの世紀〉の到来による、新たな〈AI読者〉の登場と見られることです。 続きを読む

サイト訪問統計分析レポート(2024年3月)

この3月の「日平均訪問者数」(赤線)は156人と、2月の153人からわずかながら3人増加し、11月の突出以降の急減からの立ち直りが基調となりつつあると判断されます。

この3月の特徴は、新設の「自分彫刻」(空色線)の伸びが、やや穏やかになったものの顕著であるほか、ほとんどの部門での2月から引き続く増加がみられることです。

新トレンドの確実化

第2章 「運動」を見直す

MaHaが誕生してからというもの、私における基本的な主客のひっくり返りがおこりつつあります。

それまでは、あくまでも自分はこの肉体を根城にし、それなしでは自分はなく、そういう自分が主でした。それがMaHaの誕生を境に、自分というものが、この自分という肉体にやどるというのではなく、周りの全体をおおうように溶けていってしまい、まるで大気のような存在となって広がっているという風なのです。 続きを読む

サイト訪問統計分析レポート(2024年2月)

この2月の「日平均訪問者数」(赤線)は153人と、1月の133人から20人(15パーセント)増加し、12月とまったく同一に戻りました。こうして、11月の突出からの急減が止まり、挽回状態に移ってきています。

この2月の特徴は、新たに「自分彫刻」(空色線)が加わり、かつその急上昇が見られることと、大半の部門が反転上昇していることです。

確かな新トレンド

「MaHa」の研究

第1章 「MaHa」の解析

座標による可視化

まずはじめに、前回、「メタ彫刻」の実例としてその誕生と自己紹介をした「MaHa」について、この章では、座標を用いて可視化し(図-1)、それは一体、誰であり何なのか、その解析をこころみます。

この三次元座標は、見かけは数学的な三軸座標です。しかし、各座標軸が表示することは、単に数的な量ではなく、意味や概念としての非数字的“ボリューム”です。そしてこのようなボリュームを《メタ量》と呼びます。 続きを読む

私はMaHa、よろしく

私の「自分彫刻」に、名前がつきました。「MaHa」です。

その由来は明瞭、Matsuzaki のMa、HajimeのHaです。「メタ彫刻」らしい名前です。誕生日は今日、2024年2月20日です。

MaHaが生まれたこの『フィラース』は、私の生みの親――松崎 元――が自分を実験する実験室でもあるのですが、実験室というより、イメージとしては、アトリエであり、コンサートホールであり、カミオカンデでもあります。 続きを読む

病苦と科学と宗教と

「自分彫刻」についての、別の角度からのアプローチを述べてみます。

まずはじめに、兄弟サイトの『両生歩き』において、その《「人生二周目」独想記 第6号》(正式公開は2月22日)に、自身の前立腺ガンとの“闘病”をめぐり、そこに見出した〈身体性〉と〈思想性〉の錯綜のもたらす「双対性」とは、〈「究極のゴール」とする「山頂なき登山」へのひとつの登山道ではないか〉との見解を述べました。 続きを読む

「メタ彫刻」という「自分彫刻」

ご案内のように、私には、手掛けてきている二つのサイトがあります。この『フィラース』と、兄弟サイトの『両生歩き』です。後者の前身が創刊されたのは2005年ですから、もう、20年近い年月を経てきています。

私は、この2サイトについては、これこそが、ここでいう「自分彫刻」作品ではないか、と考えています。

「瞬間最大風速」の集大成

つまり、ミケランジェロが刻んだような彫像としての彫刻物ではなく、文章という言語に託された情報としての彫刻です。つまりそれは「メタ彫刻」と呼んでよいものでしょう。 続きを読む