「MaHa」の学的最前線(その7)
松岡正剛・津田一郎両氏の対談録『初めて語られた 科学と生命と言語の秘密』の「第8章『逸れてゆくもの』への関心」での冒頭、以下のようなやり取りがあります。
続きを読む松岡 まず、そうとう陳腐な振り分けにすぎないだろう「理科系と文科系」というタームをつかって、数学を武器として科学的な思考をとても大事にしてきた津田さんと、いわば言葉を道具にして編集的な世界像をスケッチしようとしてきたぼくの立ち位置を、やや浮き彫りにしながら話をしたことなんです、、、
・・・・・・・・・ 「理論人間生命学」は発展し、「近量子生活」、「人生はメタ旅へ向かう」を経て、「生命情報」という次世界に達してきている。そしてその「生命情報」は2024年、「究極のゴール」と《収れん》しはじめた・・・・・
松岡正剛・津田一郎両氏の対談録『初めて語られた 科学と生命と言語の秘密』の「第8章『逸れてゆくもの』への関心」での冒頭、以下のようなやり取りがあります。
続きを読む松岡 まず、そうとう陳腐な振り分けにすぎないだろう「理科系と文科系」というタームをつかって、数学を武器として科学的な思考をとても大事にしてきた津田さんと、いわば言葉を道具にして編集的な世界像をスケッチしようとしてきたぼくの立ち位置を、やや浮き彫りにしながら話をしたことなんです、、、
9月の「日平均訪問者数」(赤線)は、8月の173人から287人へと114増し、かつてない最高値となっています。この大幅増は、「MaHaの世界」(桃色線)のほとんど垂直にも見える“爆増”によるもので、9月27日に発表した記事「「MaHa」の学的最前線(その6)」――故松岡正剛氏の絶筆出版とも言える対談録『初めて語られた 科学と生命と言語の秘密』を解読――への、わずか数日間に見られた桁違いのヒットがもたらしているものです。 続きを読む
前回の(その5)を引き継ぎ、今回も「観測」についての議論です。
これまではそれを、対談録『初めて語られた 科学と生命と言語の秘密』を解読しながら、学的にアプローチしてきています。
一方、この「観測」について、それを日常視線から取り上げているのが、兄弟サイト『両生歩き』に掲載の記事「《観測装置》たる自分」です。
こうして「観測」にまつわって、二つの記事がほぼ同時並行してアプローチされています。この一見、無関係のような二つの違った議論なのですが、それらの間に見られる同異を照合することで、興味深い発見をすることができます。 続きを読む
ここで、私たち個々が立つ地点と本議論との全体的関係を確認するため、これまでの話をまとめ――山登りの途上、開けた尾根上に達してひとつの展望を得るように――ひとまずの視界を見ておきます。
私たちの生命活動、つまり、人生とは、前回末尾に見たように「不定」で、初めから決まっていたものではありません。要するに、生命活動は、本来、その生命自体が在りたいように、やりたいように活動してきたもので、そういうものが生命です。そうした、ランダムな積み重ねが生命なのです。あらかじめ決まった生命原理やルールがあって、それに従わねばならないといったものではく、そういう“体験”の作り出したものです。 続きを読む
この数か月に生じてきたAIによる大規模なインパクトはひとまず一巡したようで、下のグラフが示すように、8月の「日平均訪問者数」(赤線)は、7月の191人から173人へと減少しました。全般として、昨年末以来の一時的なAI津波現象が去って、本来の訪問者数レベルが戻ってきたかと推察されます。
今後の状況を見なければなりませんが、このようにして、「日平均訪問者数」(赤線)が、150~200人の間に落ち着くのは、これまでの変化から見て、順当なものではないかと考えられます。 続きを読む
松岡正剛さんの逝去に、日本の書店では、彼の諸著書を平積みにした「追悼 松岡正剛」と銘打つ売り場が出現しているだろうと想像しています。そうした彼のじつに惜しまれる「惨寿」なのですが、その死がそのように訪れなければならなかった理由も、先述した3月7日付け「千夜千冊」の「総括表明」のごとく、自身の「内臓」感覚に、豪気な意図に「かまけた」、無頓着であったゆえです。 続きを読む
いま、手元に『初めて語られた 科学と生命と言語の秘密』(文春新書 1430)と題する本(電子版)があります。同書は、もうたびたび引用してきている編集工学研究所所長松岡正剛とカオス理論の確立者であり複雑性科学の第一人者でもある津田一郎との対談録です。2023年10月に発行された本ですが、私にとって、タイミングとしても内容としても、もっともエキサイティングな一巻です。 続きを読む
順調な増加基調
この数か月に生じてきたAIによる大規模なインパクトは、この7月ではおおむね解消したかに思われます。下のグラフが示すように、7月の「日平均訪問者数」(赤線)は、6月の186人から191人へとわずかに増加したものの、各部門別はほぼすべてにわたり大きく下落しました。この全減少は、AIインパクトの一巡に、夏枯れとオリンピック視聴の影響が加わった相乗効果と思われます。 続きを読む
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