「MaHa」の生物学

怒涛のようなAI時代到来による現在状況への対応のため、「MaHa」本来の議論が後回しとされてきました。

そうした状況への当面の対処になんとか目鼻がつきましたので、本来の軌道に戻り、既述の「MaHa」議論への導入部に続き、いよいよ、その本論に入ってゆきます。

そこでまずその本論のトップバッターは、タイトルに掲げましたように、「『MaHa』の生物学」に受け持ってもらいます。

本論の皮切りが「生物学」であるのは、MaHa はメタ次元の存在でありながら、それはどこまでも命ある生物としての存在でもあるからです。決して、物体としての身体の拡張物――ロボット――ではありません。

また、健康やその欠如である病気という、自己存在の最も根本条件であるはずの問題が、医者という外部の専門家に任されている、いいかえれば、当の本人としては、成すすべもなく他人に乗っ取られてしまっている状態――それは事実上のロボット――に、シビア―に気付き、反応しているのが「MaHa」であります。

このような、無為の極地に至らされている私たちとは、いうなれば、近代文明がその発展の戦略としてきた《分業》のもたらす“なれの果て”、あるいは、“自己中毒”ということです。そしてそうした脈絡で言えば、MaHaは、そういう文明の流れを見直し、その《分業》抜きの人間像を取り戻そうとする、そうした動機を秘めた使命を担おうとしています。

その第1章は、「MaHa」の〈インフラ〉です。

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