2.3 「宗教」という独自領域

 

「宗教」と「超然現象」

私は、もしそれが何かと問われれば「無宗教」と答える、宗教について一線を引く部類の人間です。

浅い教養程度では、聖書や仏典の片りんくらいはかじった経験はありますが、教会やお寺に意図して通ったこともなく、日常生活で接する時折の布教への誘いも、無碍に断り続けてきています。また、家族関係において“葬式仏教徒”程度には伝統的しきたりには従ってきています。 続きを読む