新部門《セルフ生殖社会》を設置

本サイトではすでに、「バーチャル地球」とか「バーチャル人間」とかという視野を用いて、自分を、物的な生存条件に100パーセントコミットする自己像からの分別をこころみてきています。つまり、その物的土台の充足は不可欠としても、それに終わらず、その基礎の上にどのような選択自己像を描くのかというテーマの追求です。

人間にとっての有性生殖は、もはや縦横に語りかつ体験し尽くされたとも言え、さらには、その目先の豊満に引きずられ、肥大化した迷路で自閉しているとの表現も可能でしょう。そしてゆえに、その物語を早々と卒業し、他の人生に別次元での生殖を志す人たちも少なくないはずです。

そこで、この新部門《セルフ生殖社会》では、自己を再誕生させうる子宮も精嚢も頭脳もそなえたいわば「両性機能同体人間」を想定し、そうして自己誕生してきた新生人たちで、その社会を新たに形成しようとするものです。

(なお、この「セルフ生殖社会」との命名について、それを「セルフ誕生社会」にしようかとも思案しました。しかし、「誕生」というのはやや他人事な語感があり、やはり生命の誕生にはその前の生殖行為は重要で、かつ自分の好みも含め、この名にしました。)

下図、「 セルフ生殖社会》 の現実/仮想度5ゾーン 」は、図上部の緑色が濃いほど、生存条件の物的現実度が高い立ち位置を表し、下部の赤色の濃さは、この「セルフ生殖」能力度の高いそれを表しています。そしてそれは、サイト制作者自身による、この《セルフ生殖社会》部門までへの発展段階(簡易に5つのZoneを用いて)をも意味しています。すなわち、図の「(Zone 1)私共和国人間」と「(Zone 2)両生空間人間」は、これまでに取り組んできた二つの部門で、現実度と仮想度の組み合わせ度合いがいっそう現実重視的であることを図示しています。

また、「(Zone 3,4,5)フィラース人間」は、今後、本サイト『フィラース Philearth』が対象としてゆくもので、「セルフ生殖社会」の構成者となるべき人々の仮想度重視の環境を図示化したものです。

《セルフ生殖社会》 の現実/仮想度5ゾーン

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