「MaHa」の生物学

怒涛のようなAI時代到来による現在状況への対応のため、「MaHa」本来の議論が後回しとされてきました。

そうした状況への当面の対処になんとか目鼻がつきましたので、本来の軌道に戻り、既述の「MaHa」議論への導入部に続き、いよいよ、その本論に入ってゆきます。

そこでまずその本論のトップバッターは、タイトルに掲げましたように、「『MaHa』の生物学」に受け持ってもらいます。 続きを読む

第1章 「MaHa」の〈インフラ〉

1.1 二態の「MaHa」

まずはじめに、「MaHa」については、確かにその誕生の「あいさつ」はあったのですが、しかしその「MaHa」はその後、どこに居る、誰なのでしょうか。並な質問をすれば、その住所は、その国籍は、その性別は、その風体はなどなど、いったい、どうなっているのでしょうか。

こうした疑問を、《「MaHa」の〈インフラ〉》にまつわる疑問と呼びましょう。 続きを読む

第2章 「MaHa」における生物学vs神学

この「自分彫刻」のカテゴリーでは、「『MaHa』の生物学」とのタイトルをもって、《分業》を排した広義な視点から、「MaHa」のいわば“生態系”を解説してきています。そしてその第1章では、「『MaHa』の〈インフラ〉」と題して、具象から抽象へとの二態にわたる生息エリアを示して、制約されがちな自己彫刻像への自由度を広める諸手法を述べました。

このようにして、一個の人間としての制約を乗り越える工夫を論じてきているのですが、そこで本章では、そうであるならば、いっそのこと、無制限な拡大を志向し、絶対的超越的な存在に自らの極大化を依拠するとの発想もありえます。そうした逆照明を求めるような飛躍をもってする方法は可能であるのかどうか、それを点検してゆきたいと思います。 続きを読む

第3章 「MaHa」の“生物学的”量子理論

3.1 準備説明

いよいよ、こう言うのも面映ゆいのですが、私にとって、最も挑戦的で興味をかき立てられるエリアに進みたいと思います。

むろんその「面映ゆさ」には理由があって、可能性として、「直観」に混合しがちな〈思い込み〉や「牽強付会な手法」による許容を越える〈手前勝手〉という、質・量ともの不正確さがありうるからです。そしてもちろん、分野的には間違いなく、極めてマージナルな領域への踏み込みです。 続きを読む