各論への四本柱

前回までの議論をもって、本「理論人間生命学」は、その導入部を著わすことができました。それにもとづいて今回より、より踏み込んだ詳細の議論、各論に入って行きます。ただ、いかんせん、それがしっかりとした体系としてまとまっているとはまだ言えず、むしろ、これからのもろもろの各論を重ねるなかでその構成も出来上がってくるものと期待しています。そこで、これからの各論では、むしろフレキシブルに進め、最終的にその体系化が成されれば万々歳と考えています。 続きを読む

第4原則 自分の常識を「洗い直せ」

まず初めに、唐突なメッセージから手を付けますが、本稿を書かせているのは、私の意識で、それに疑いはありません。そして日頃より、私は意識を自分の中核として受け止め、それを自己存在の根拠としてきています。さらに意識は、感覚を通して自分の身体を感じ取ることができ、身体の面でも、そういう自分が存在することを確かめています。こうして、自己存在は、意識、身体の両面において疑えないと安住してきています。こうした確信は、誰にでも、同じことだと思います。 続きを読む

リセットライフ;「理論人間生命学」第3原則

物質から情報へ

現在のコロナ現象を突き詰めて考えると、生命現象というものが《情報の所産》であることを、あらためて示されていると受け止められます。つまり、コロナウイルスも情報体、私たちの生命も情報体ということで、いずれも、物質現象をとどのつまりまで極小化して行きつく自然の摂理の、二つの在り方での違った現れです。(ついでながら、それがパンデミックであるかどうか、それは二次的、あるいは人為的な問題でしょう。) 続きを読む

さあ「ワープ」しよう;「理論人間生命学」第2原則

究極の旅としての「ワープ」

この「ワープ」とは、SF用語で、空間の歪みを利用した異次元空間旅行のことです。その「ワープ」を、この理論人間生命学は、あなたにも可能だとします。でも、そんな空想めいたことが、本当に可能なのでしょうか。

実は、私――74歳の“老人”――、先に本を出版しました。アマゾンのオンライン出版システムを利用したもので、我ながらちょっとした挑戦だったのですが、可能でした。 続きを読む

生命創造性 Life Creativity;理論人間生命学 第1原則

理論の理論たるところ

先に私は、『自‘遊’への旅』を出版しました。そしてここに、それにつなげて本稿を書こうとしています。つまり、先書をそのイントロとして、この「理論人間生命学」への発展があります。

こうして、タイプやねらいの異なった著述を、ひとつの体系に持ち込んでくるというのは、手法としては順当ではないでしょう。しかし、この異例なアプローチこそが、この「理論人間生命学」のユニークさを表しています。 続きを読む