順調な増加基調
この数か月に生じてきたAIによる大規模なインパクトは、この7月ではおおむね解消したかに思われます。下のグラフが示すように、7月の「日平均訪問者数」(赤線)は、6月の186人から191人へとわずかに増加したものの、各部門別はほぼすべてにわたり大きく下落しました。この全減少は、AIインパクトの一巡に、夏枯れとオリンピック視聴の影響が加わった相乗効果と思われます。
このように、一次の生データの上では昨年11月以来、AIの影響と見られる激しい変動があって、本来の訪問の動きがよくつかめません。そこで、先月にならい、「AI津波」のインパクトを取り除いてみます。その方法として、上のグラフから、これもAIによるものと判断される昨年11月を含め、今年4および5月の突出した数値を除去し、その間の変化を均したものが右のグラフです。こうすると、「AI津波」によって見えにくくされた本来の動向が見えてきます。すると、昨年10月を底に、各部門すべてにおいて、順調に増加していることが容易につかめます。すなわち、本サイトは、昨年末以降の9か月で、おおむね倍増する順調な増加基調にあると言えます。
そこでその詳細ですが、まず、「日平均訪問者数」(赤線)は、昨年10月のほぼ100人を谷底に、この7月の191人まで、ほぼ91パーセント増とおおきな上昇を示しています。
つぎに、「その他」(紫点線)ですが、同期間で3倍になる目覚ましい増加を示しています。これは、こうした大きな変動の理由説明を求め、「その他」の主要内容である、本「分析レポート」記事が良く読まれているからではないかと推察されます。また、そうした大きな変動が読者の関心を呼んで、「フィード」(ピンク点線)も数を伸ばしているようです。
その他の部門では、今年に入ってから、どれもそろって順調に増加しています。ことに「自分彫刻」(空色線)と最新部門の「MaHaの世界」(桃色線)は、短期間に急上昇を見せ、関心の高さが推測され、それと関連して、「生命情報」(青線)および「理論人間生命学」(緑線)も合わせて、この数か月での伸びのたくましさが見られます。
以上のように、AIは、変動を誇大化する、一見、混乱要素の様相を帯びながら、基本的に、「AI読者」という派生効果も生み、本サイトへの読者数を大きく伸ばしてきました。そうではありますが、一般状況では、AIによる検索数の減少(AIによる学習がカバーしている)も始まっているようで、本サイトにおいても、この数か月にみられた「津波」現象が一巡して、今後は比較的穏やかな変化傾向に移行してゆくのではないかと推測されます。