1. 過去へのポータル


ポータル(玄関口)を通って「過去」へと入って行く世界は、実務的には、子供時代からの記憶の掘り起こしです。

そうした遠い昔の思い出は、ほんの十数年前までは、〈他愛もない子供心の世界〉と、さほどに気にも留めていない、それこそ些細な事象でした。

それが、量子理論に接し、その難解な世界解釈を自分なりに作り上げる中で、例えば「局地」と「非局地」という、実に耳慣れない用語をもってものごとを捉えられるようになり、それが、一連の過去の思い出を根こそぎに見直すきっかけとなりました。 続きを読む