新年が開け、昨年の“AI津波”による乱高下は収まったようです。下のグラフは、5,000ヒット以上の乱高下部をカットし、こうして復帰してきた従来の動向に焦点を当てたものです(その下の縮小版は、参考までに昨年12月のグラフ)。このように1月は、昨年前半を自然に延長したような変動となっており、あたかも、AIの形跡が姿を消したかの様相となっています。
この1月、「日平均訪問者数」(赤線)は、12月の233人から263人へと13パーセント増加しています。また、AI効果の程度を見るために加えられた「総ヒット数」(赤二重線)は、昨年の前半レベルへと下がり、事実上、その効果の消滅を示しています。
この1月の「日平均訪問者数」の反転増をもたらした第一の牽引力は、「MaHa関連記事」(桃色線)です。これは、新年より始った新項目「MaHaと僕のシェアーライフ」と従来の「MaHaの世界」とを合算して「MaHa関連記事」と呼ぶもので、それだけに大きな伸びを示しています。また、「MaHa」への土台作りとなってきた「生命情報」(青線)、「理論人間生命学」(緑線)、そして「近量子生活」(青二重線)も、それぞれわずかながら増加し、この反転を助けています。
また、「その他」(紫点線)――主要コンテンツはこの「訪問統計分析レポート」記事――も昨年前半レベルに戻り、これもAI効果の解消の様相となっています。
〈情報の独占〉のシーン
以上の分析から、昨年後半に見られた怒涛のようなAI効果とは、そのプロバイダーたちが世界中のあらゆるデジタル情報を収集、網羅するために検索しまくった結果であるように推察されます。もしこの見方が正しいとすれば、今後は、時の経過ごとの新情報の検索はあれ、もはやこれほどの大規模な効果は起こらないものと考えられます。ということは、そうした網羅収集を行うことのできるメガプロバイダーによる〈情報の独占〉が生じたシーンが以上に示された統計的経緯であるようです。