5.2 量子理論の“身近性”

 

おことわり

前章5.1で、それまでの記述の流れを遮ってやや唐突に、最近の私自身の生活体験――タイとカンボジアへの旅――においての発見に触れ、これまでにこの「理論人間生命学」で述べてきた議論がもたらすものと、この旅の体験的成果という、〈突然〉にやってきた合体について述べました。

そしてそれに加え、これはもはや“勇み足”の感もしなくもなかったのですが、当サイト『フィラース 続きを読む

「近量子生活」の新設

 

はじめに

上のメニュー表示のように、新たなサブサイト「近量子生活」を設けました。

早い話が、この「近量子生活」とは、いよいよの「越境生活」の始まりということです。言い換えれば、「この世」と「あの世」との境界を越えて行く生活の始まりです。量子理論用語をもちいて言えば、「非局地的」な生活へのフォーカスです。あるいは、ちょっとおどろおどろしく言えば、霊魂世界への踏み込みです。 続きを読む

第5部 量子的人間観

5.1 量子理論とは

私にとって量子理論は、それがただ物理学上での一つの分野であることを越えるものです。そしてそれは、科学の最も先端分野を成しているというだけにとどまらず、科学が過去、人間世界を近代化する決定的な推進力のひとつであったように、現在の人間世界に新たな方向を与える、次の科学像を形成する人間の新たな活動様式となるものであると考えます。

そしてまた、量子理論は、人間文明がこれまで、主として東西に分かれて発達してきた、その分裂した過程を結びつける、そうした統一の可能性を秘める、そういう意味においても、根本的に新たな思考様式をもたらすものとも考えられます。 続きを読む

サイト訪問統計分析レポート(2022年7月)

訪問者数の伸びスローダウン

7月の特徴は、まず、一日平均訪問者数(赤線)はは141人で、6月からはわずか2人の伸びにとどまりました。

この訪問者数の伸びのスローダウンは、各部門別の変化において、ことに先月、著しく伸びていた「理論人間生命学」(緑系の線で示す)が、大きく低下していることが響いているためです。

その一方、青線の「本サイトについて」や、茶色線の「他記事合計」あるいは黄色線の「セルフ生殖社会」が順調な伸びをしめしています。 続きを読む