「局地性/非局地性」と「シスジェンダー/トランスジェンダー」

2021年6月12日付記事のように、量子理論のその特徴を、「エロチック」と呼んでも、あるいは、より広く「ロマンチック」と呼んでもいいのですが、そういう一対の要素同士の「共振」や「共鳴」が前提となっている領域や空間を、「非局地性(注)」という量子用語をもって、あらためて考えてみたいと思います。というのは、この語が、世界を根本的に見直す武器となる可能性を秘めているからです。 続きを読む

究極の「Missing Link 失われた環」

本サイトの兄弟サイトである「両生歩き」の最新号(7月7日付)で、「自分って何人」と題したシリーズ記事が完結します。その最終回に述べてありますが、人間がその歴史の中で――ことに合理性の追求という観点をもって――考察してきたことで、フルには手を付けてきていない、あるいはあえて排除さえしてきた分野があります。そのMissing Linkとも言えるものが、カテゴリー上では「神秘主義」と呼ばれる、科学と宗教、あるいは、物質と情報/情念の間に存在する境界領域です。またそれは、残されているという意味では、一種のパイオニア領域です。 続きを読む