量子理論の適用

量子理論へのインターフェイス

前回、理論人間生命学のパラダイムについて述べました。そしてその最後に、今後の発展の方向として、「量子理論」座標が必要と展望し、そのための道具立てとして図―6を提示しました。

ここで図―6を再掲すると、この赤線で示した新たな座標についてですが、前回で述べたように、この座標は複素数を座標化した「複素数平面」です。じつは、この複素数とは、数学上の“技巧”である《虚数》をもとに発達した概念でありながら、それが、自然の摂理を理解するきわめて有力な道具となってきているのです。それをあえてセンセーショナルに言えば、偶然に発見した石ころが、実は、金塊であったとでも言えるほどの大飛躍な意味を含んでいたのです。 続きを読む