「AI読者の出現」の様相
下のグラフのように、訪問状況は様相が大変化し、新たなフェーズに入ったかの感があります。すべての部門ではないですが、ほとんどの部門で、数倍から十倍以上もの桁違いの増加が見られ、あきらかに、AIの普及による新たな読者傾向、「AI読者の出現」と見るべき状況となっています。
10月の「日平均訪問者数」(赤線)は、9月の287人からへと400人へと、先月に続いてさらに100増し、最高値を更新しています。9,10月の二か月間で2倍の伸びです。かくして、訪問状況は、従来の生な読者から「AI読者」による――株用語で言えばレバレッジのかかった――、激しい変動をもった変化状況に移ってきています。
〈生体情報〉記事への注目
この大変化をさらに詳しく見ると、たしかに、AIによる大きな増幅基調はあるものの、先月の「MaHaの世界」(桃色線)の“爆増”――故松岡正剛氏の絶筆出版とも言える対談録『初めて語られた 科学と生命と言語の秘密』の解読記事――を引き金とした、本サイトの核心部、すなわち〈生体情報〉への関心がいよいよ本格化してきている状況かとも解釈されます。なお、この「MaHaの世界」(桃色線)は、先月の14,000台からほぼ7000へと半減しているとはいえ、8月までのレベルからは数十倍の水準となっています。
さらに個別に見ると、なんといっても、「理論人間生命学」(緑線)の、ロケット発射のような急上昇に目が留まります。これは、同部門のうちの〈第2部 人生という「実験」〉への、先月の200台から、今月の20,000台への100倍もの爆発的増加に引っ張られたものです。
これに続いて、「生命情報」(青線)による7倍程度の急上昇があります。これは、同部門のうちのほとんどの章で、それぞれ10倍ほどの増加があったその合計によるものです。
さらに、「自分彫刻」(空色線)も5倍ほどの上昇となっており、これもその大半の章での、10倍前後の増加による合計によるものです。
これらの間で、「その他」(紫点線)――その主要内容は本「分析レポート」――では、5月の突出からの下降が続いていましたが、10月に入って、他部門の急増が反映して、2倍を越えて伸びています。
「フィード」(ピンク点線)にも、こうした急増が影響したかのような大きな伸びが見られます。。
以上のように、〈生体情報〉記事への注目に呼応して、「セルフ生殖社会」(黄色線)、「近量子生活」(青二重線)、「人生はメタ旅に向かう」(黒線)、そして「四分の三」(黄緑線)が顕著な伸びを示しています。